新卒で転職を考えるとき、何年目で動くかによって評価のされ方が変わります。年次別の市場評価をデータで整理しました。
年次別の転職難易度マトリクス
| 年次 | 離職率(令和4年3月卒) | 第二新卒評価 | 動きやすさ |
| 1年目 | 12.1% | 有利だが理由の整理が必要 | ★★☆ |
| 2年目 | 累計約23% | 最も評価される時期 | ★★★ |
| 3年目 | 累計33.8% | 第二新卒の最終ライン | ★★★ |
| 4年目以降 | - | 中途採用評価に切替 | ★★☆ |
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」令和4年3月卒
1年目で転職する場合
1年目の退職率は約12.1%。約8人に1人が1年目で離職しています。
1年目転職のメリット
- 第二新卒採用枠で動ける(年齢が若い)
- 未経験職種への転換が最もしやすい
- 合わない環境からの早期離脱で消耗が少なくて済む
1年目転職の注意点
- 業務経験が浅く、面接でアピールできる実績が限られる
- 「すぐ辞める人」と判断される可能性がある
- 退職理由を明確に言語化する準備が必須
2年目で転職する場合
1〜2年目は基本的なビジネスマナーが身につき、現場での実務経験もある程度あるため、第二新卒として最も動きやすい時期です。労働政策研究・研修機構の調査では、企業の約4割が「第二新卒は新卒より職業観・労働意欲が優れている」と評価しています。
リクルートワークス研究所のデータでは、入社2年目の転職では41.8%の人が年収アップを実現しています。1年目より動きやすく、3年目より若いという理想的なポジションです。
3年目で転職する場合
3年目は第二新卒として動ける最終ラインです。3年勤続で退職金が支給される企業も多く、有給休暇も比較的多く溜まっているため、金銭面での余裕があります。
一方で、3年目は「中堅・若手」として責任のある業務を任され始める時期です。退職時の引継ぎ負担が大きくなる傾向もあります。
4年目以降の転職
4年目以降は第二新卒の対象から外れ、中途採用枠での評価に切り替わります。求人によっては実績やスキルが具体的に求められるため、戦略を変える必要があります。それでも20代後半の若手は採用市場で需要が高いため、転職自体が難しくなるわけではありません。
年次別の年収変化
約4割
転職で年収アップする割合(全年次平均)
マイナビ転職動向調査2024年版
+17.1万円
転職後の平均年収増加額
マイナビ転職動向調査2024年版
41.8%
2年目転職での年収アップ率
リクルートワークス研究所
よくある質問
新卒は何年目で動くのが一番有利ですか?
2年目が最も動きやすい時期です。基本的なビジネスマナーが身につき、第二新卒の評価も得られ、年齢的にも未経験採用の枠が広い時期です。
3年は続けた方が転職に有利ですか?
必ずしも有利になるわけではありません。3年勤続で退職金や有給休暇のメリットはありますが、心身を壊すリスクがあるなら早く動く方が長期的には良い選択になります。
1年目で辞めると次に転職しにくくなりますか?
退職理由が整理されていれば問題ありません。第二新卒採用枠を持つ企業は多く、1年目退職者向けの求人もあります。
本記事は2026年3月時点の情報です。最新情報は各サービスの公式サイト・公的機関をご確認ください。本サイトはアフィリエイトリンクを含みます。