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新卒で退職した人の末路は?
その後と後悔のリアル

2026年3月時点逃げナビ編集部 調査
先に結論

新卒1年目の退職率は約12.1%、退職後1年以内に正社員へ転職できる人は男性39.1%・女性32.1%です(労働政策研究・研修機構)。

新卒で退職を考えると「辞めた後どうなるんだろう」「後悔するんじゃないか」という不安が大きくなります。実際に新卒で退職した人がどんな道を歩んでいるのか、データと体験談から整理しました。

この記事に関連する声
「コケる・失敗する・遠回りすることが仇となる人。全く逆に、それを糧にする人。様々かと」
Yahoo!しごとカタログ ベストアンサー

新卒1年目で退職する人の割合

12.1%
大卒新卒1年目の退職率
厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」
33.8%
大卒の3年以内離職率
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
37.9%
高卒の3年以内離職率
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
約半数
第二新卒のうち入社半年で退職した人の割合
株式会社UZUZ調査

新卒1年目で退職する人は約10人に1人、3年以内なら約3人に1人です。「とりあえず3年は働くべき」という意見もありますが、データを見るとそれほど珍しい選択ではありません。

新卒で退職した人のその後

労働政策研究・研修機構の調査によると、新卒1年目で退職した人のうち、退職後1年以内に正社員に転職できた人の割合は男性39.1%・女性32.1%です。新卒2〜3年目で退職した人と比較すると、1年目退職者の正社員転職率はやや低めです。残りの人は非正規雇用、自営業、フリーランス、起業、学び直し、休養期間などの道を選んでいます。

退職タイミング1年以内に正社員転職できた割合(男性)1年以内に正社員転職できた割合(女性)
新卒1年目39.1%32.1%
新卒2年目以降1年目より高い1年目より高い

出典:労働政策研究・研修機構「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成Ⅱ」

実際に新卒で退職した人の体験談に見られる傾向

新卒で退職した人がブログやインタビュー記事で公開している体験談を見ると、退職理由・退職後の行動・現在の状況にいくつかのパターンがあります。

退職時期退職理由の例退職後のキャリア例
1ヶ月銀行のスパルタ研修、配属先の人間関係休職→Web制作スクール→フリーランスエンジニアとして独立
3〜4ヶ月大手商社のイメージとのギャップ、年功序列の社風日雇い派遣をしながら転職活動→中小企業に正社員転職
半年パワハラ、上司との相性、業務量の多さ休養→第二新卒エージェント経由で別業界へ転職
1年残業80時間超え、土日出社、人間関係転職エージェント活用→1000名規模企業の人事職に内定
1年未満朝7時〜深夜1時の勤務、月3日休み、嫌味な先輩第二新卒として転職→3年目で安定、給料アップ

共通するのは、退職直後は経済面での不安が一番大きいこと、家族や友人から「もったいない」と言われて精神的に追い詰められること、転職活動で自分の経験をどうアピールするかに苦労することです。一方で、転職エージェントを利用した人ほど早期に正社員復帰している傾向が見られます。

退職を決めた瞬間のリアル
入社後、驚いたのはいわゆる"新人研修"がなかったことだ。OJTといえば聞こえはいいけれど、実態は"現場でなんとかして"という放任主義に近かった。怒られたあと、涙が止まらなくなった。最寄り駅のベンチでひたすら大号泣した。この出来事が決定打になり、本格的に辞める決意を固めました。
note「新卒で入った会社を半年で辞めた話」

新卒で退職した人が後悔したポイント

退職を後悔した人と、後悔していない人の体験談を比較すると、後悔につながりやすい要素が見えてきます。

後悔につながりやすいポイント
後悔した人のリアル
後悔していること:職がなかなか決まらなかった、職を転々としてしまった、お金が貯まらなかった、強みが中途半端になった。
ブログ「新卒1年目で辞めた私が後悔していること」
自己分析も企業分析もテキトー。新社会人なら誰もが1度はぶつかり、2〜3年かけてなんとか乗り越えていくはずの壁に、立ち向かうことをせず、逃げた。「好きなことを仕事に求めるのはそんな簡単なことじゃない」と、20年前の青二才な自分に言ってやりたい。
はてなブログ「新卒4ヶ月で辞めた原因と後悔。20年経った今だからこそわかること」
後悔せずに退職した人の共通点
逃げを肯定する声
自分としては「逃げた」と思っています。が、この逃げが今生き生きと仕事をできていることにつながっているので、後悔どころかむしろ逃げることを選んだ自分を褒めてあげたいとすら思っています。
note「新卒から半年間で退職、浮浪を経て」

退職後の経済面の現実

新卒1年目の場合、住民税の負担はまだ発生していないことが多いですが、それでも退職後の経済面は注意が必要です。失業保険は自己都合退職の場合、申請から給付開始まで2〜3ヶ月かかります。その間の生活費を確保しておかないと、焦って次の職場を選んでしまい、また合わない環境に入ってしまうリスクがあります。

奨学金を借りている場合は、返還の猶予制度を確認しておくと安心です。日本学生支援機構の場合、収入が一定以下なら返還期限の猶予や減額返還が利用できます。

退職後のお金のリアル
辞めたことで気持ちは楽になった。が、「生活どうしよう?お金どうしよう?」という、圧倒的にデカい問題は棚上げ状態。休職中は「傷病手当金」(給与の2/3)がもらえたから、ギリギリ生きてはいけた。でも、退職後は「傷病手当金」が使えない…つまり、収入源がゼロになった。人間はお金がないとお金のことしか頭に浮かばなくなる。
note「社会人歴半年で退職。その先に待っていたもの」

新卒で退職した人が選ぶ転職先の傾向

体験談から見えてくる、新卒退職者の主な転職先のパターンです。

転職先のタイプ選ばれやすい理由
第二新卒採用枠を持つ中小企業新卒よりポテンシャル評価で入りやすい、教育体制が整っている
IT・Web業界(エンジニア・マーケター)未経験採用枠が多い、リモートワーク可能な企業も多い
営業職(不動産・人材・SaaS)未経験採用が多い、成果次第で年収が伸びる
ベンチャー・スタートアップ若手の裁量が大きい、社風が合えば成長機会が多い
フリーランス・独立会社員が合わなかった人が選ぶ、Web系スキルが必要

特に転職エージェントを通じて第二新卒枠で動くと、新卒採用とは違う基準で評価されるため、選考通過率が高くなる傾向があります。

転職活動のリアル
Green、Openwork、ビズリーチ、リクナビ、doda、マイナビ…片っ端から登録しまくる。求人見て応募、求人見て応募、を繰り返す。「貴殿の益々のご活躍をお祈り申し上げます」…「貴殿の益々のご活躍をお祈り申し上げます」…。エージェントとの面談では「半年しか経験ないとなるとお仕事ないですね」と言われた。「だから経験積むために登録してんだわ」と心の中で叫んだ。
note「社会人歴半年で退職。その先に待っていたもの」

退職を考えているなら準備しておくこと

退職前にやっておきたい準備

退職代行を使う場合は、労働組合または弁護士法人が運営するサービスを選ぶことが安全です。民間業者は法的な交渉ができないため、有給消化の交渉などを依頼できません。

退職を伝えにくい・引き留めが強くて辞められない方へ
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退職後の転職活動は、第二新卒に対応した転職エージェントを利用すると効率的です。退職理由の整理から書類添削・面接対策まで無料でサポートしてもらえます。

新卒で退職した後の転職を検討している方へ
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よくある質問
新卒1年目で退職するのは早すぎますか?
早すぎるかどうかは状況によります。約10人に1人が1年目で退職しているデータがあり、決して珍しくありません。心身を崩す前に動く方が、結果的に長期的なキャリアにとって良い選択になるケースが多いです。
新卒で辞めると次の転職は不利になりますか?
第二新卒採用枠を持つ企業を狙えば不利になりにくいです。書類選考でマイナス評価される企業もある一方で、ポテンシャル採用で評価する企業も多くあります。退職理由の伝え方が結果を左右します。
退職後の生活費はどれくらい必要ですか?
最低3ヶ月分の生活費を確保しておくと安心です。失業保険は自己都合退職の場合、申請から給付開始まで2〜3ヶ月かかるためです。実家暮らしの場合は家賃負担がないぶん余裕がありますが、転職活動費(スーツ・交通費)も計算に入れてください。
新卒で退職した人は皆後悔していますか?
体験談を見る限り、後悔していない人の方が多い印象です。後悔しているケースは「勢いで辞めた」「準備不足だった」「次を決めずに退職した」など、計画性の不足が原因になっています。
退職を家族に反対されています。どうすればいいですか?
退職理由をデータと一緒に伝えると説得力が増します。離職率や精神疾患のリスクなどの客観的データに加え、自分の体調・将来の計画を順に説明することで、家族の理解を得やすくなります。
退職代行を使うと転職に響きますか?
転職活動で「退職代行を使った」と伝える必要はありません。面接で聞かれるのは退職理由であり、退職方法ではありません。労働組合や弁護士法人が運営する正規の退職代行を使えば、法的にも問題ありません。
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