新卒で退職を決めたものの、就活で苦労した姿を見ている親に「辞める」と伝えるのは精神的に大きな負担です。親に言えずに先送りにして体調を崩すケースも少なくありません。伝え方の現実的なアプローチを整理しました。
「仕事を辞めたいのですが親に言えません。私は現在20代で…」Yahoo!しごとカタログ
「転職を親に反対されています。25歳女、独身。"あんたにもっといい会社が見つかる訳がない"」Yahoo!知恵袋
新卒退職を親に言えない理由
- 就職活動で苦労した親に申し訳ない
- 「もったいない」「3年は続けろ」と言われそう
- 大企業を辞めることで親の期待を裏切る感覚がある
- 反対されて余計に追い詰められそうで怖い
- 親の世代の常識(終身雇用)と自分の感覚が違う
「大企業辞めるなんてもったいないよ」退職の話をしたとき、真っ先にかけられた言葉だ。親からも、上司からも、同期からも。みんな"心配"という名の正論で、僕の決断を止めようとしてきた。note「"大企業辞めるなんてもったいない"って言われた。でも」
特に両親からは「せっかく入った会社なのに」「最低でも3年は続けるべき」といった言葉を何度も聞かされ、精神的に追い詰められる日々が続きました。Yagish「残業80時間?新卒で入った会社を1年で辞めた人の体験談」
伝える前に整理しておくこと
「辞めたい」とだけ伝えると、親は心配して反対する流れになりやすいです。以下を先に整理しておくと、説明がスムーズになります。
- 辞めたい理由を3つに絞って言語化する
- 辞めた後の選択肢(転職・休養・進学など)を1つは用意する
- 退職後の生活費の目処(失業保険・貯金・実家暮らしなど)
- 退職代行を使う場合はその理由も準備する
伝え方の現実的な手順
「決定事項として伝える」と「事後報告」と受け取られて関係がこじれることがあります。一方で「相談する」形にすると、親が反対すれば撤回せざるを得ない構図になります。中間的なアプローチが現実的です。
| 段階 | 伝える内容 |
| 1段階目 | 「最近こんなことで悩んでいる」と現状を共有する |
| 2段階目 | 「退職も視野に入れている」と選択肢として提示する |
| 3段階目 | 退職後のプラン(転職活動の進め方など)を伝える |
| 4段階目 | 退職時期の決定を共有する |
急ぎの場合(体調を崩している、ハラスメントなど)は段階を省略して直接伝えても構いません。むしろ体調の悪化を伝える方が、親も状況の深刻さを理解しやすくなります。
「会社、辞めることにした」二人から「なんでー!もったいない!」「次はどうするの?決まってるの?」の嵐。母親は「壊れたら戻るの大変なんやから」と理解を示してくれた一方、父親は「部署異動はできないのか」「現場は楽しそうだったじゃないか」と会社に残る道を探していた。note「両親に退職を伝えた日」
私は自分が転職するときには、親(同居)には、事前に「辞めようかなと思っている」しばらくして「辞めることにした」、そして「辞めるって上司に話した」と、段階を追って話しはしました。Yahoo!知恵袋
データを使った説得
親世代の終身雇用の常識と、現在の労働市場の実態は大きく違います。データで現状を伝えると理解を得やすくなります。
3人に1人が3年以内に辞めている現状、若手が転職市場で評価されている事実、転職での年収アップ実績などを伝えると、親世代の感覚と現実のギャップを埋めやすくなります。
反対された場合の対処
反対される最も多い理由は「就職活動が大変だったのにもったいない」「次の仕事が見つかるのか心配」「転職先がブラックだったらどうするのか」です。これらに対して、転職エージェントを既に利用している・登録するつもりだと伝えると、計画性をアピールできます。
強く反対されて精神的に追い詰められる場合は、距離を取ることも選択肢です。退職代行を使えば、親に事前に伝えなくても退職手続きを進められます。事後報告で関係がこじれる可能性はありますが、自分の心身の安全を優先する選択肢として検討する価値があります。
「海外で働く夢を叶えるのに今の会社だと10年もかかる。夢を早く叶えるためにも会社を辞めたい」と伝えた。親が心配して「次の転職先は見つかるの?」と聞いてくることを想定し、先回りして「次の会社も決まっているから大丈夫」と答えた。note「新卒で会社を辞める時の親への伝え方」
当時は実家暮らしだったけど、プライドの塊だった私は半年で辞めたことを親に言えず。「入社して半年経ったからリモートワークになった」と意味不明な嘘をつきながら、メンタル不良な自宅警備員と化していた。note「【体験記】社会人歴半年で退職」